DATE | : | 2023.12.27 |
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GENRE | : | COFFEE |
TAGS | : | coffee / recipe / 27coffee roasters / anaerobic / |
こんにちは! 小鳥遊にこです。 今回は 27 COFFEE ROASTERS さんの、「エチオピア パイルアップ アナエロビック ナチュラル」を飲んだのでご紹介いたします!人生始めてのアナエロビックでしたが、衝撃、衝撃!、衝撃!!という感じでとにかく、その香りに衝撃を隠しきれなかったので、お伝えしたい限りです。最近、発酵がトレンドのコーヒー業界。まだアナエロビックを試したことがない方はぜひこの記事を参考においしいアナエロビックに出会ってみてください!
01 | 今回購入した豆 |
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02 | ”ファンキー”な香りと衝撃 |
03 | 飲んでみる |
04 | 3~4日経つとだいぶ穏やかになる。 |
05 | なれちゃうと普通の豆が物足りなくなる |
https://27coffee.jp/products/ethiopia-pile-up-anaerobic-natural
詳細は下記の通り。
名前 | エチオピア パイルアップ アナエロビック ナチュラル |
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標高 | 2,155 masl |
品種 | ウォリショ、デガ / Wolisho, Dega |
処理方法 | アナエロビック / Pile up Anaerobic Natural |
カッピングコメント | プルーン、リキュール、ワイルドベリー、カルダモン、クリーミー、複雑な酸 |
標高は高めで品種もウォリショ、デガと特有のものですね。標高が低めなイメージがあったアナエロビックでしたが、標高は比較的高めなのが意外でした。 肝心の処理方法ですが、今回の豆は均一に発酵させた後、通常のナチュラルと同じ手法で乾燥させられるそうです。発酵の際にはレイズドベッドの上にプラスチックシートを敷き、その上に15センチほど積み上げてから、プラスチックバッグの中で丸められるそうです。
豆自体は小粒で、ミディアム、ハイあたりの焙煎でしょうか。
tips
そもそもアナエロビックって何
アナエロのキーワードは発酵です。発酵はそもそも酵素、微生物の働きで物体の糖が喰われ、分解されることを言います。
従来のウォッシュトやナチュラルなどの発酵は空気に触れることで生きられる好気性生物による発酵で精製の際に勝手に発酵するんですね。かえって、アナエロは密閉空間で空気に触れることが苦手な嫌気性生物での発酵となっています。
袋の封を切った時からすでに力強い香りを感じます!むせ返るほどの…
開けるとまさにシナモン!を通り越して鼻に突き刺さるような強烈な香りを感じます。よくアナエロを称する時に言われるファンキーという表現が本当によく合います。文字通りファンキー!って感じでした。こればっかりは実際にかいでみて欲しいです
ちなみに粉にするとシナモンの甘さが少しだけ前に出てきました。
基本最近はオムニバスコーヒー様を軸に少し手を加えています。
【レシピ】
粉量 | 16g |
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湯量 | 225g |
粒度 | 中細挽き wilfaのFILTER〜AERO PRESSの間 |
ドリッパー | ORIGAMI(陶器) |
ペーパーフィルター | カリタウェーブ |
時間 | 湯量 |
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0s | +40g(40g) |
40s | +80g(120g) |
1m10s | +60g(180g) |
1m40s | +45g(225g) |
0秒の時に40g淹れ始めるみたいなニュアンスです。
一投目のあとスプーンで上側から半分くらいの深さをスプーンでゆっくり2回ほど混ぜます。
お湯は太めに入れるというよりかは、落ちる角度の垂直を維持しながらできる限り撹拌できるよう、中位の太さで高い位置から淹れてます。
今回の抽出はしっかりとボディ感のある抽出となりました。酸味の中にコーヒーらしいフルーティーな香りを感じるものの、それを後ろから追い抜くようにシナモンのフレーバーが出てきます。しかもそのシナモンも少しスパイシーな感じが強調されており、本当に賛否両論分かれそうなコーヒーだなと思います。 ただ、なんだか異国の香りのような経験したことがない爽快感?のようなワクワク感があり、久しぶりに口で転がすのが愉しい一杯でした。
到着から数日経ったある日いつものように袋を開いて香りをかぐと、スパイシーな匂いはだいぶ静かになりました。
その豆で淹れてみると甘いシナモンの香りがよく出るようになっていて、ちょっとしたコーヒー系のドリンクを飲んでいるような、でもちゃんとコーヒーみたいな愉しさを感じるちょうど良い感じになっていました。
あの荒々しさは無くなりましたが、数日経った方が個人的には好みです。
香りが落ち着いた豆のコーヒーが飲み慣れると、普通のナチュラルの豆でも、なんだか物足りない…みたいなことになりました。ま、すぐに感情は収まりましたが…
アナエロならではの芳醇さがそうさせているのだと思いますが、やはり刺激が強いものに慣れすぎると後が大変ですね。
アナエロビックは大変美味しコーヒー豆でした。
一発目の衝撃こそすごいものの、時間が空いたりすると好みになったりと、扱いは普通のコーヒーと同じな可愛い子です。
初めてのアナエロビックだったので、他のアナエロがとても気になるところです。色々なものに挑戦したいですね。
アナエロビックを少し深めの焙煎とかにすると匂いとか抜けちゃうんですかね。 焙煎については経験がないので一切わかりませんが、そういったところも気になりました。 あとから気づいたのですが、この匂いの強さはやっぱり他と比べてもすごいらしく、公式サイトのバロメーターは風味がとんでもなく高かったです。